素敵な学校

これからの人類のために、自分の快適な生活のために、すてきな学校を考えます。

セクシュアリティトーク20180622

セクシュアリティトークのお知らせです。 今回のキーワードは、「ルーズソックス」。 制服、とくに女子高校生の制服が現在の「価値」にいたるまでを、時代の目撃者として報告します。日時:2018年6月22日(金) 19:30~ 場所:Reading cafe ピカ…

文化学院、終わります。

2018年3月31日をもって、文化学院は終わりです。(卒業生の書類発行などは了徳寺学園が引き継ぎます)まあ、最後の一年までいたわけですが。そして、このブログはそもそも文化学院のことについてで始めたので、終わりについて、終わりの日に記しておきた…

セクシュアリティトーク20180404お知らせ

次回「セクシュアリティ・トーク」のお知らせです。 セクシュアリティ・トークは、「広義」のセクシュアリティに関して麦子が漫談するイベントです。 今回のお題は、「with B?」 BL、Bromance、に花を咲かせましょう。ホモソーシャルについても少し。高畠華…

セクシュアリティ・トーク180124のお知らせ

わたくし、二年前から下北沢で「セクシュアリティ・トーク」というのをやっています。第二の専門(?)であるセクシュアル・スタディ関連の……そう、こないだ来た友人が「セクシュアリティ漫談」と言ってましたが、そんなものです。今回のお知らせ。 ====…

茶髪禁止は世間の意識

今話題の茶髪黒染め問題について。必要なのは、「なぜ茶髪がいけないのか」を学校が説明することだと思います。また、それを求めることだと思います。 ◇私は、なにしろ母親が文化学院卒ですし、自分は私服の都立高校に行っていましたから、茶髪やパーマがい…

すてきながっこう

ブログタイトルを変えました。 もちろんテーマも変えます。ごぶさたしているうちに、文化学院にはさらに変化があり、2017年8月現在、専門課程2年生(2年制)だけになった在校生を、私は絶滅危惧種と呼んで可愛がっております。それをそうそう可愛がら…

戦争を知らない子供たち

1970年、「戦争を知らない子供たち」という歌が流行った。当時私は12歳の小学六年生。今から思えば、世間は安保闘争やベトナム戦争があり、まだ立川に米軍基地があったころ。しかしいたってのんびり……というか、父親が次々に与えてくる本を片っ端から読み…

アウシュビッツに行った日

この三月に卒業したばかりの子が、アウシュビッツを訪れたことを、FaceBookに書いていた。 私もずいぶん前に行ったことがある、とコメントした。 その時に書いたものを掘り起こして、ここに貼っておこうと思う。 =====================…

知られざる銀河

これは「場を創る」だった。 劇団memento moriの二つの上演。 音楽と映像と立体的に組まれた舞台。美しいチラシとパンフレット。チケット、無料だけどモギリや車掌が迎えてくれる。そして洗練されたカフェ。 卒業修了展は、在校生の一年間の成果を見せるイベ…

ありがとうごめんよかった

卒業式の数日前、専門課程文芸コース2年生の、卒業飲み会(?)に参加した。このクラスはエネルギーがあって積極的なクラスだったと思う。卒業「パーティー」というより、掘りごたつの座敷での「飲み会」というのが納得できる雰囲気の学年だった その席で、…

「すごいもん見せてもらった」

それは肚の底からの絶叫でありながら、観客を笑わせ続けた。作品内部に通底していたのは、うおおおおおおおおというような野太い叫びで、しかし軽妙なセリフと飽きさせない展開の楽しい時空に観客は巻き込まれた。 逆接を使ったが、ほんとうは順接を使うべき…

大切な言葉

大切な言葉というものがある。 いわゆる「いい言葉」のことを言っているのではない。 近年私にとって印象的な「大切な言葉」の一つは、ちょうど1年ぐらい前に聞いた。 両国移転が決まったとき、それについて説明もおよそ不十分だった中で、当時の高等課程の…

宇宙戦艦と学徒兵

この8月はFaceBookでも戦争関連のことを書かなかった。 8月だから言わなきゃいけないってもんでもない。戦争は何月でもやっていたのだから。なぜ8月かと言えば、それは「終わった」月ではなく、「始まった」月だからだろう、戦後生まれの私たちにとっては…

放課後文芸

去年の冬、まだお茶の水の旧校舎にいたころのことです(中庭があったのは旧旧校舎ね)。 当時の高等課程1年生美術コースの生徒で、しょっちゅう文芸コースの授業に遊びに来ている子がいました。当然美術の時間を抜けてきているわけで^_^;でも、2時間続きの…

ぼーっとしてたら

すっかり間が空きました。夏休みに入っちゃったよ。 新しい校舎で、新しい生活を、いままでどおりの気持ちで創ること、それで手いっぱいというか、いつもの新学期の通り忙しく楽しかったもので。 学外で読んでくださっている方々には、もどかしく思われてメ…

新しい場所

文化学院は両国に移転しました。昨日12日は午前中専門課程の入学式でした。明日14日から高等課程・専門課程そろって新学期の授業が始まります。 私の最初の授業は火曜日なので、その後で両国のことを書こうと思っていました。でも今日、日曜日、古い卒業…

場所

今日は4月の最初の日曜日です。 以前紹介した「場を作る」卒業生の「場所」が、いよいよ完成・開店間近のようです。リノベーション・ブログは今日の記事で終わりだそうです。ご紹介しておきます。 ほんとうに開店がまちどおしい。 そうそう、ユウには、1月…

CAFFE LUCAS

LUCAS編集部一同へのお礼 3月31日は、驚きと楽しさをありがとう。 文芸コースのフェアウェル・パーティーをやると呼ばれて小さなお店へ行きました。いつもなら学校でやるけど、今回は引っ越しで落ち着かないからかな。フェアウェルなのに3年生から…

成長

「成長」という言葉をちょっと考えた。学院の古い卒業生たちと会ったり、卒業シーズンだったり、さまざまな要因が少しずつ重なってのことだけど。 とどめは10年ほど前の教え子の個展を見たことだったりする。10代のころ、鋼鉄の蕾の固い守りの奥にほの見…

ピタゴラスイッチ ♪

たとえば公開質問状とか、フリペ「もの申す」とか、一つ一つは全体の動きから見ればほんのちょっとしたことで、重さの足りないイビツなビー玉のような感じのものかもしれない。 そんなもの投げて、と思う人がいるのも当然のこと。 でも、ビー玉投げたらなん…

なまけの森

私の故郷は「なまけの森」です。とも言える。今回は「文化学院」の話ではなく、「母校」の話です。 高校に入学してすぐの漢文の時間、戦前からいたという老先生はいきなり平仄(ひょうそく)から入ったものでした。その先生が窓の外を指して、教えてくれまし…

「文化学院にもの申す」

瓢箪ならぬ冗談から出た駒、でした。 『文化学院にもの申すvol.2~特集・文化学院は何を守ろうとしているのか』コピー誌約40ページ、の話です。 高等課程文芸2年の有志が発行したフリーペーパーです。昨年末に創刊し、年明けに出たVol.2では、高等課程廃…

母の「思い出話」

私の母は文化学院女学部の卒業生です。西村伊作が校長だったころ、日本文学は与謝野晶子、英文学は若き西村アヤの授業を受けました。戦前の、学院が廃校になる前の話です。その後、卒業後間が空いてのことですが、高等課程で手工芸の講師をしていました。 私…

くちびるにことばを

1年前の卒業生の話をします。 高等課程文芸コースの生徒でした。この学年は、とても「散らかった」学年でした、今となってはいい意味で!(笑)学院の子は、マイペースで、一人で動くことが多いですが、まさにそれ。たまたま行く方向が同じならば一緒にやる…

「場」をつくる

10年ぐらい前の卒業生の話をします。 高等部美術科の学生でした。その学年は、「個性」というものが外に向かって吹き出てくるタイプの学生が多くて、授業が終わるといい意味でどっと疲れたものでした。(まあ、世間でいう「個性的」な人が多かったわけです…

「あの日」

前日の夜は、卒業生のピアノリサイタルでした。音楽会などに行くと、携帯の電源を切って、そのまま余韻に浸って忘れてしまうことが多々あるわたくし。その日もそうでした。やっと思い出して携帯の電源を入れたのは、夜11時をとうに回って、シンデレラがそ…

文芸コースのtwitter

一つ、とりあえずご紹介。このブログの「リンク」のところにもありますが、「高等課程文芸コース」のtwitterがあります。 文藝 (St.Isaac) (bungeibunka) on Twitter 文芸コースを担当している教員たちが授業の様子などを書く……はずなのですが、書いているの…

「今」が大切

この間高等課程1年生に、「夢はなんですか?」と聞かれました。 とりあえず、「人形の個展を開くこと」という、近く具体的な夢を答えたけど、一つ、大事な夢があります。 「あと2回、文化学院高等課程と非常勤講師の契約を結ぶこと」 非常勤講師は4月~3…

このブログについて

「素敵な学校」のタイトルにしたのは、2017年8月12日からです。素敵な学校、たぶん、特に日本の学校について考えると思います。 日本に素敵な学校があってほしいからです。 そのためにいい呪文をかけるブログです。 こういう学校がいい。こういうのがよかっ…