素敵な学校

これからの人類のために、自分の快適な生活のために、すてきな学校を考えます。

セクシュアリティトーク20180622

セクシュアリティトークのお知らせです。

 

今回のキーワードは、「ルーズソックス」。

制服、とくに女子高校生の制服が現在の「価値」にいたるまでを、時代の目撃者として報告します。

日時:2018年6月22日(金) 19:30~

場所:Reading cafe ピカイチ

チャージ:1000円+飲み物代

※食べ物持ち込み自由

☆今回は、いつものトーク以外に、すてきな出し物があるかも!

 

 

文化学院、終わります。

2018年3月31日をもって、文化学院は終わりです。
(卒業生の書類発行などは了徳寺学園が引き継ぎます)


まあ、最後の一年までいたわけですが。
そして、このブログはそもそも文化学院のことについてで始めたので、終わりについて、終わりの日に記しておきたいと思いました。


考えて、一つだけ、書きます。


卒業公演の日、いい出し物はたくさんありました。
でも、一つだけ。卒業生=その時点での在校生全員で創った人形劇です。
専門課程 美術コース10名 文芸コース10名

それが最後の卒業生です。


この人形劇について、詳しくは書きません。
すばらしかったからです。あの日、あの場で感じられなかった人は、ああ、惜しいことをしたな、でもよかったんだな、いい出し物ができてよかったな、と思ってください。

 

あんなものが見せてもらえるとまでは期待していませんでした。


アイディア、ユーモア、美術と言語と演技の完成度、そして、気持ち、思い。

それらが総合した、「文化学院」でありました。



 

セクシュアリティトーク20180404お知らせ

次回「セクシュアリティトーク」のお知らせです。

 

セクシュアリティトークは、「広義」のセクシュアリティに関して麦子が漫談するイベントです。

 

今回のお題は、「with B?」

BL、Bromance、に花を咲かせましょう
ホモソーシャルについても少し。
高畠華宵伊藤彦造ケストナーからはじめちゃうよー。

日時:4月4日(水) 19時~

場所:Reading cafe ピカイチ

    〒155-0031 東京都世田谷区北沢1丁目40-11(下北沢駅下車)

チャージ:1000円+飲み物を注文してください(500円ぐらいから)

※食べ物持ち込み自由。

 

お待ちしています。ふらっとおこしください。

 

 

セクシュアリティ・トーク180124のお知らせ

わたくし、二年前から下北沢で「セクシュアリティトーク」というのをやっています。
第二の専門(?)であるセクシュアル・スタディ関連の……そう、こないだ来た友人が「セクシュアリティ漫談」と言ってましたが、そんなものです。
今回のお知らせ。

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日時:2018年1月24日(水) 19時~

場所:Reading cafe ピカイチReading Cafe ピカイチ

 

内容:

今回は「チャートであそぼう」です。
デザイナーE氏とともに、セクシュアリティを模型化・図式化してみようとした経過と結果をお見せすると同時に、そのこころみをすることによって見えてくるものを話し合います。
チャートの紙は配るけど、それで「測る」じゃない、それで「考える」んだ、「感じるんだ」! 的な。

チャージ:1000円+飲み物を注文してください。
食べ物持ち込み自由

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ふらっと来ていただいて大丈夫ですのでー。
小さなカフェで、マスターも素敵です。

 

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茶髪禁止は世間の意識

今話題の茶髪黒染め問題について。
必要なのは、「なぜ茶髪がいけないのか」を学校が説明することだと思います。また、それを求めることだと思います。
  ◇
私は、なにしろ母親が文化学院卒ですし、自分は私服の都立高校に行っていましたから、茶髪やパーマがいけないというのは、漫画の中の半ファンタジーでした。
それが最初に就職した女子高で、「髪型・服装検査」をするはめになったのでした。
だいたい全員同じ服着てる時点で、きもちわりーと思ってしまうセンスだった私が、まー、細かいことはいまは割愛。
ともかく疑問に思いまくったので、「生活指導部」で一番信頼できそうな先生に聞きました。
「こんなことなんのためにやるんですか? 時間と労力の無駄です」
答えはこうでした。
「一度や二度パーマや茶髪にするのはふつうのことなんだ。でも、学校で禁止されているのに3度4度やる子は、他の問題がある。そのサインとして見るんだよ」
当時1980年代、「荒れる学校」の時代で、その女子高には暴走族(背後にはB団へのつながりも)が多い地域から来ている生徒がたくさんいた。ストレートの黒髪では、そういう仲間から弾かれるから、茶髪・パーマにするのだそうです。
ふーん。ほんとかい。調べてやろうじゃないか。
一学年800人の髪型検査の記録を、一人でつけ始めました。
なんと、その先生の言った通りでした。
3回記録があると、遅刻が20回超える。さらに暴力その他が出てくる。
うわーほんとだ。
  ◇
で、それを教えてくれた先生はちゃんとそれを「サイン」として観ていたんですな。勉強になったわ。ファンタジーじゃなくてすげー現実だってわかったわ。
でも、大多数の教師は、検査が目的化していた。
黒髪直毛が清楚な「女子高校生らしい」姿であり、その姿にしてやって、少しでもいい会社に就職させてやる、それが自分たちの仕事だと思っていた(「就職がいい高校」だったので、後半はわからんでもないが)。
  ◇
私は、生徒に、ちゃんと説明をしました。どうして茶髪・パーマが禁止されているか。そして言いました。
「規則には理由がある。その理由が違うと思ったら、規則を変えるよう求めよう」
すると、生徒にさとされました。
「先生はそういうけどね、世間はそうじゃないんだよ」
また、こういう生徒もいました。
「ぐちゃぐちゃめんどくせーんだよ、悪いことは悪いとひっぱたいてくれたほうが気持ちいい」
もちろん、私が言ったことをちゃんと受け止めてくれた子たちもいましたが、それはたいてい職員室で「頭はいいけど反抗的」と言われているタイプでした。
  ◇
今回のニュースについて、世間の反応を見ていると、まあ当然なんでしょうが、この規則の是非だけとりあげている。
どうしてこの学校でそこまでするようになったのか。
そこが大事だし、そこを考えないと、同じようなことは繰り返されるだけでしょう。
世間の意識が学校を作るのですよ。とくに「いい学校」じゃないところは、世間から後ろ指さされないようにしようとするんです。生徒のためにも自分のためにも。
日本の「世間」が問われていると言っていいんですけどね。